後遺症を残さないための交通事故治療

交通事故と脳脊髄液減少症の関係は?

2012年06月10日

脳脊髄液減少症」というものを聞いたことがあるでしょうか?

最近では新聞などでも問題にし聞いたこともある人もいると思いますが、しかしまだ認知度が低いのが現状だと思います。今まで医学界全般で、交通事故では「脳脊髄液減少症」は起きないとされ認められていませんでした。しかし、2000年に「交通事故を含む外傷を気に脳脊髄液は漏れる」と発表があってから事故での発症が認められてきました。この発表というのは裁判の判決をも変えるものでした。「脳脊髄液減少症」とはどんなものか解説していきたいと思います。

どんな症状?

起立した時の頭痛、頚部痛、倦怠感、眼痛、歯痛、顎関節症、胃腸障害、など様々な症状があ
ります。そして、天候に左右されやすいものとされています。

原因は?

頭や脊柱管の中にある脳脊髄液が外に漏れ出すことにより、脳脊髄液が減少します。すると、脳や脊柱管の内の圧が減少し、頭痛やめまい、その他の症状が出るとされています。

どんな時起きるの?

代表的なのが手術で硬膜外麻酔を行った際、注射器で開いてしまった穴が塞がらない場合や、出産後に起きる場合。コンタクトスポーツ、交通事故などの外部からの強い衝撃で起きるとされています。

治療は?

ブラッドパッチ療法といって、自分の血液を脳脊髄液が漏れている場所に入れることで塞いでいくという治療になります。交通事故の際に頭痛がよくならないという方は「脳脊髄液減少症」を疑ってみてください。基本的には、横向きで安静、十分な水分補給で症状が軽減してくるとされていますので、まずは安静を保てる環境にしてみてください!改善が見られない場合は、専門の医療機関を受診してください。

 

 

※本記事は厚生労働省認可の国家資格者:柔道整復師 田所祐介が監修しています。

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